Did you see the girl kissing in the riot?
Kiss her own riot!


a clockwork
what a beautiful suicide !!!
rondon rabbit


◆

・about
“No Monsters In Me”


・memo
“I'm Singing In The Rain”


・log
“Serve the Servants”


・board
“Tangled Up In Blue”


・link
“With or Without you...”


・top
“Ivy Ivy Ivy”

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 12 - - -  “夕暮れの宇宙誌”
     (from “SuNSet and NiGHTFaLL”)


アリスは時間通りにやってきた。私たちは夕暮れの前で津村さんを待つ。夕暮れの中からこの世界へと、赤黒い何かが染み出していた。それはけして触れることのできないもので、夕暮れの毒気に似た匂いをしている。

「遅いね、津村さん」

アリスが退屈そうにそう言った。「そうだね。遅いね」ぼそりと答える。私はどきどきしている。夕暮れの中に入るということにまだ慣れていないからだ。それに今日は、アリスも一緒だ。アリスの方は別に緊張などしていない様子で、ぼうっと遠くを見ているけれど。

「そういえば夕暮れって一体なんなんだろうね」

不意と、アリスがそう訊ねた。

「え」

「ほら、夕暮れって言葉は、一体何を指しているんだろう?」

アリスの質問の意味をすぐには理解することができず、私は回転の遅い頭を揺らしながら黙っていた。

しばらく、二人の間に沈黙が浮遊する。それをさっと振り払ったのはアリスの凛とした声色だった。

「なんだか、欠落の集合体のことを夕暮れって呼んでるのかな、って気がしたの」

相変わらず、アリスは遠くを見ていた。夕暮れよりもずっと遠く、宇宙の、さらに向こう。

私は何も答えることができなかった。ねえ、アリス。と呼びかけることさえもできないでいた。ただ、津村さんが来るのを、じっと待っていた。


 
 
 

 

  
  



賢 者 は 、 生 き ら れ る だ け 生 き る の で は な く 、 生 き な け れ ば い け な い だ け 生 き る 。

(モンテーニュ)

なんにも書かなくたってオーケイ。

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